丹下幸平@窃盗犯108号
 
みなーみBlog
 



丹下幸平 百万円のツボ
~説明~
丹下幸平

32歳 高利貸しを表の稼業にしているが

正体はマヌケでケチな大泥棒

の日常


百万円のツボ 其の11

108号@【出て来い忍者野郎!誘拐中継だ!この野郎! ¥1】

1 名前:108号NOW ◆JSGFLSFOXQ 2005/05/10(火) 21:27:49 ID:??? ?#

さぁ、クソ掲示板の暇人ドモ!108号こと俺様がお前達が喜ぶ
Bigイベントを用意してやったぞ

今回、俺様が用意したのは、坪内の爺様を誘拐、実況すると言う
ライブ感覚溢れる斬新なITを最大限に活用した素晴らしいイベントだ

ボンクラドモとりあえず以下の画像を、ずずずいっと!みやぁがれ!

http://jijii.com/iikagennnisiro.jpg


2 名前:どうでも名無しさん 2005/05/10(火) 21:28:32 ID:HeNohenomoheGi




リ ア ル 1 0 8 号    キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!





歌舞伎町を舞台に、犯人追跡劇 否 捕り物劇が展開されていた
足で逃げる108号こと丹下を百人以上の制服警官がサスマタを持って追いかけるさま
は正に捕り物と言うのが相応しい

街の裏側の未開発の雑多な通りを駆け抜ける108号
影に隠れてはマメに写真を撮りネットに流すのだからカナリ危険な行為だったが
始めた物は仕方ない、民家の屋根を越え小さなビルから飛び降り走る走る

見物人の中にはお捻りを投げるバカまでいる始末

そんなバカ騒ぎを、よそに、手薄になったガンジガラメのある雑居ビルの非常階段の踊り場に
ヒョットコの面を被った島木と由香がコッソリやって来た
消防法を無視して置かれた野晒しのロッカーを開けると、猿轡を噛まされた
坪内老人が放り込まれている

「むぐっむぐぐぐぎ・・・」

「ご老人、手荒な真似をして申し訳ない、残念ながら貴方のアクションシーンの
出番は、これで御終いです、騒がずにいてくれますか?」

老人はそう言われると、ちょっとがっかりした感じで肩を落とした

「もし騒がずに居てくれるなら、屋形船を用意しております、女も年増ではありますが・・・」

「年増で悪かったわね!」

「まぁちょっと気の強い女ですが乳がデカクテ、酌ぐらいは出来るのを用意しておりますので
ノンビリ若い奴をテレビで見物しませんか・・・どうです?」

老人は、それを聞くと頷いた、縛られた縄を解く島木

「ちょっとちょっとぉ、ここで猿轡、解いちゃっていいの?」

「俺は金持ちと爺さんには、礼を尽くす主義でね、それにこの爺さんにすりゃ
どうでも退屈しのぎが出来りゃいいのさ、ねぇご老人」

縄を解かれた坪内は、ふーっっと溜息をついた

「しかし残念じゃのう、ヒョットコさん、もうちょっと暴れさせて欲しかったんじゃが」

坪内老人は子供のように笑った





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5月7日(土)12:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 丹下幸平 百万円のツボ | 管理

百万円のツボ 其の10

歌舞伎町にオカシな夜が来た

とある雑居ビルを大勢のサスマタを持った警官が囲んでいる
そのビルに向かい「坪内昭三」の看板を掲げたライトバンがやって来た



坪内は20年前、所沢市長選に出馬、ちょっと派手に実弾を使い過ぎて
選挙法違反で、とっ捕まった過去があった



坪内は、車上に角田警部と登ると大勢の野次馬に向かって、上機嫌に演説を打ち始めた

「歌舞伎町の皆様!坪内昭三、本日、
怪盗108号の捕縛に協力するべくやって参りました!」


野次馬達は、口笛やら鳴り物やらで大騒ぎである、これまた満面の笑みで手を振る坪内

「わたくし!齢、82歳の爺ではございますが!
老骨に鞭打ち、必ずや悪漢108号を捕縛いたします!
皆様、応援をよろしくお願いいたします!坪内昭三!本日は命がけでございます!」


鳴り物に混じってジジイコールが始まった、いつも狂った街だが今日は異常だ

角田警部の制止にも関らず、爺が意味無く金をばら撒き出したりする物だから
もうシッチャカメッチャカである

「ジージーイ!ジージイ!」



「なんだか訳わかんなくなってきたっす」

少し離れたビルの屋上から、九十九里が双眼鏡を覗きながら呆れて言った
ランドウォリアを着ながら丹下は、その風景を肉眼で確認した

「実に好都合、大騒ぎに、なりゃぁ成るほどいい」



大騒ぎの中、サスマタを持った警官に道を作らせ野次馬に手を振りながら
坪内は「ガンジガラメ」入っていった

「ツボ様、今日は何だか大変な事になっちゃったわねぇ」

「いやいや!良い余興じゃ、今日は派手に遊ぶぞ!今日のワシは百万円のツボ、改め
1千万のツボじゃぁ!それええええええ!カーッカッカ!」

札びらを惜しげもなくバラマク坪内、隣で角田警部が頭を抱えていた



いかん、どうでもイイがこの爺、暴走し過ぎだ



「うはははははははははははははは!ちーーーーさい!ちいさい!」



貸切状態の天井の低い店内の真ん中に座る坪内

「あぁママ今日は、もうどうでも、いいから高い酒からメニュー全部、
持ってきなさい、なけりゃドンドン買って来なさいカッカッ!」

「警察の方にも?」

「いや、言うまでもありませんが我々は職務中ですから、ウーロン茶で結構です」

「角田くん!まぁフルーツとかはイイだろう!まぁドンドン食べたまえ若いんじゃから!」

「はぁ・・・」

「ハイハイ解りました、また今度、仕事以外の時によろしくお願いしますわね」

「あぁこりゃどうも、申し訳ありません」

歌舞伎町の二流の店で1千万近い万札が飛び交うのも訳が解らんが、そんな店を
制服警官が陣取っている中、交わされる日本的名詞交換と言うのは実にシュールな光景だった


そんなバカな宴が2時間も続いた、しかし何も変化は無かった

坪内もサスがに飽きて欠伸をし始める、警官達も本格的にバカバカしくなってきた


俺 達 は 、 い っ た い 何 を や っ て い る の だ ? ? ?


そんな今更の疑問がリフレインしはじめた頃、坪内が立ち上がった



「便所行ってくる」

「あぁ私も行きます」

角田も立ち上がった

トイレから二人が出てくると目隠しとの境の少し死角になった所に

紫の蝶の仮面をしたホステスが立っている

ホステスは老人に、ニコヤカに手を振ると

「ツボチャマ会いたかったわー」

「おーそうかねそうかね!誰か知らんが乳がデカイネェチャンは大好きじゃ来なさい来なさい!」

酔った爺様は、何の警戒も無く、そんなアカラサマに怪しい女に抱きついた


「君!顔を見せたまえ!名はなんと言う!」

「オネェちゃんなんかモップくさいんじゃが?」


「そりゃそうよ!ついさっきまで、掃除用具入れに隠れてたんだもの!ホ-ホッホ!」


「なに!オヌシ、曲者か!」


「曲者だぁ!出会え出会え!」



角田警部も、ちょっと飲んでるようだ


ボン!と言う破裂音と共に、煙が充満した!

「角田くん!うひゃぁーーー!」

「ご隠居ぉぉぉぉぉ!」

慌てる警官達、だが、ガンジガラメの店内は狭かった!将棋倒しになって
身動きが取れない、どうも飲んでる奴が何人かいるようだ!



ドンと言う二回目の破裂音と共に、一気に煙が引き、見えた光景に、角田は唖然とした

雑居ビルの薄い壁面に大穴が開いていた

老人も女もいない!



その頃、ガンジガラメの外ではテレビ局の取材班が待機していた、変化がないので
どいつもコイツも欠伸をしていた所で聞えた、その破裂音に
一斉に目を向けると目の前の雑居ビルに穴が開き煙が上がっている

慌てて各社一斉にカメラを回し始めた



「ご隠居ぉぉぉぉぉ!」

開いた穴から、大声を出す角田が、全国のお茶の間に!


「角さぁああああああん!」

老人の叫び声が帰って来た、その方向を見ると黒装束の男が野次馬の向こうで老人を背負っている


「ひゃひゃ108号だ!追え何としても捕まえりょ!」


やはり、ちょっと飲んでいるようだ





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5月2日(月)00:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 丹下幸平 百万円のツボ | 管理

百万円のツボ 其の9

坪内の爺さまが、豪邸でワクワクしている頃
丹下と九十九里は倒産した場末のパチンコ屋の中で
今夜の準備をしていた

丹下は、いつもの全身タイツに今回は不思議な装備を着けている
左腕には小形のキーボード
右目には液晶のディスプレイを内臓したゴーグル

「しっかし、九十九里よぅ、こんなモンよく見つけたなぁ」

「ネットオークションでも手に入らないと思うっすよ、米軍の最新装備ですからね、いやぁ
横浜のドブ板通りでコイツが転がってるのを見た時、感動しちまいましたよ
っていってもあったのはその右目のヘッドアップディスプレイだけだったんですけどね」

丹下の右目のゴーグルの中には、GUI画面が投影されていた
右胸に装着したトラックボールを操作してアイコンをクリックすると
ピンボールゲームがスタートした

「丸っきりソフトはウィンドウズだな、余計なモン入れとくなよ・・・今夜は爺、抱えて走り廻って大騒ぎ
ってな予定な訳だが途中でフリーズなんてこたねぇだろうな」

「さぁねぇどうっすかねぇ、正直、丹下さんのの運次第っすね時間無さすぎでしたから」


丹下が今回装備しているのは、米軍が開発中のランドウォリアーシステムを模倣した
九十九里自家製の『着れるパソコン』だった

「丹下さん今更だけど、その装備10キロ近くあるけど動けます?」

「今それ言ったってしょうがねーよ、携帯電話じゃやりにくいのは、間違いないからな」


とりあえず丹下達の考えはこうだ
今回の敵である忍者丸は、記番号の公表以降はネット上に姿を現していなかった
これでは、せっかく九十九里が人妻から手に入れたIPを手に入れる方法も役に立たない

忍者丸をとにかく、ネット上に引きずり出す必要があった

その公表された記番号だが、公表されたうち、三分の一ぐらいは実はあてずっぽうの
物だった、それもそのはず忍者丸は、丹下が盗みに入った犯行時刻に一番近くに入金しにきた
「ガンジガラメ」の店長が、坪内老人の百万円を入金する事を知っていたのだ

その百万円を続き番号で全て公表したのでは、ネタモトが簡単に割れてしまう
それでブラフと混合して公表したのである

忍者丸は坪内老人を良く知る何者かだ

警察もその観点で老人に事情聴取しているのだが、明確に忍者丸につながる線はまだ出ていない



丹下は覚悟した、ドロボー稼業抜きでは、やっていけない情けない自分を

それをスッキリ続ける為には、このネットストーカーをギャフンと言わせる必用が丹下の中にあった



だから、あえて大騒ぎをする方を選んだ



少なくとも、今回の報道で忍者丸は、少しはあせったはずだ

これで、リアルタイムで大騒ぎの中心人物しか解らないであろう事をネットで実況すればどうなる
間違いなく108号である人物がネット上に現れたとしたら

必ず忍者丸も現れる

当初からネタモトを公表していれば、もっと早く自分が注目されたはずだ
それをしなかったのは、丹下しか知らない筈の情報を知らせる事で接触を望んでいたからに違いない

それも自分の正体は知らせずに

そうは、問屋が卸さない、こちらは、忍者丸の正体を知っているであろう人物を
掴んでいるのである、間違いなく奴は焦る、その点で追い詰めていけば、そこには必ず油断が発生するはずだ


「相手が人間ならっすけどね、でもちょっとカケの要素が多い仕事だなぁ・・・」

「まぁな」

「まず、そのランドウォリアモドキがマトモにフル稼働する時間が長く見て二時間、
それに例のIPぶっこぬきを出来るのが・・・・そうっすねぇ10回アクセスしたらバレルだろうなぁ・・・」

「まぁあの会社も、さすがに俺が誘拐の実況するとは考えてねーだろ臨戦態勢ってわけじゃないだろうさ
思ってるよりゃアクセスできるんじゃねーか」

「そこんところが肝っすね、確かに、こりゃ気が狂ってるっすよ」

「そういう事だ、狂ってるってのが俺たちの武器ってわけさ」

「やな武器っすねぇ嫌いじゃねーけど」






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4月30日(土)01:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 丹下幸平 百万円のツボ | 管理

百万円のツボ 其の8

世田谷の、ひたすら長く続く塀の豪邸の庭
坪内昭三は自慢の盆栽に囲まれて、新聞を読みながらニコニコしていた

坪内昭三(82)
戦後すぐ、復員した昭三は闇市で屑鉄業を成功させた後
セメントの製造卸で土木関係の業界では伝説的な人物の一人となった

かつては、時にその政治的な力を多いに発揮することもあったが
10年前、経営から退いた後は、毎週火曜に夜の街に出る以外は
「世田谷のご隠居」としてノンビリと余生を楽しむ悠々自適な生活を続けていた


いまからでも火曜に出かける店の設定を「歌舞伎町」から「銀座」に変更したいのは
ヤマヤマだが、読者諸君には「歌舞伎町にも色々有るしね(はーと)」
と大らかな気持ちで構えていただきたい




「相変らず小さい奴じゃのう、どーせこりゃ架空の物語なんじゃし
架空の歌舞伎町と言う事で納得させる物語を展開させるか『ガンジガラメ』に近い
倶楽部の存在を読者に提供すればいーんじゃないのかね

それとも、こそーっと今から設定変更しても、まぁ誰も気にせんのでは無いかねホッホッホッ」


そもそもそうは、行かないのである
『何故、忍者丸が夜の街の風俗店から集められた売り上げの万札の記番号を知りえたのか』
と言う疑問の答えが、爺、お前だからだ、この設定が銀座じゃそもそも今ひとつ
しっくり来ないだろうが


「なるほどのう、きしくもワシが通う『倶楽部ガンジガラメ』の名前は、
お主の気持ちを反映してしまっていたというわけか、次回はある程度、大筋の仕掛けを
組み立てた後、執筆にあたるようにすることじゃカッカッカッ」


お言葉ありがたく頂戴しておきますハイ






「ご隠居、いったい誰と、お話されておられるのですか?」

「イヤイヤ角田警部、この年になるとなぁ、どうも電波に敏感になっていかん、カッカッカッ
しかしこの108号と言う盗人も面白い奴じゃなぁ、ネットの掲示板とか言う奴で
この程度の噂を立てられたぐらいで何をムキになっておるんじゃろう」

おどけた調子で老人は角田警部の目の前にその日の
新聞の一面を広げて見せた

「108号、セメント業界の重鎮、坪内昭三氏の誘拐を予告」


「動機に関しては我々にも何とも言えませんが、少なくとも匿名で送られた、108号を名乗る人物の
誘拐予告に同封された万札の記番号は『忍者丸』の公開した物と一致しておりました
これを公開した人物は書き込みの手順から重要参考人の本物の忍者丸である可能性は高いと思われます

何度も言いますが・・・

で す か ら 今 夜 『 ガ ン ジ ガ ラ メ 』 に 行 か れ る の は、
偽 者 の 警 察 O B と 言 う こ と で 、 ご 納 得 下 さ い 


「いやぁ、この盗人もワシの顔ぐらいは知った上での行動じゃろう、わしゃぁ行くよ、
稀代の大泥棒「108号」の捕り物に協力すると言うとるんじゃから文句言う筋合いはなかろう」

「ですが・・・ご隠居」

「文句は言わせんワシとて、合気道初段の心得有り、この程度の盗人に遅れはとらん・・・




それに第一・・・・・」



「なんですか?」

老人は角田警部を子供のような目で見るとこう言った


「こんな面白い事、自分以外の人間にやらせてたまるかカッカッカッ

いや実際、盆栽弄りにも少々飽きたのでなホッホッホッ!」






続く→http://mkbag.btblog.jp/cm/kulSc02XQ45466909/1/



4月29日(金)09:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 丹下幸平 百万円のツボ | 管理

百万円のツボ 其の7

797 :名無しさん@5周年:2005/05/03(火)16:13:38 ID:F/hcRqZC
忍者丸降臨してくんないね

798 :名無しさん@5周年:2005/05/03(火) 16:13:47 ID:NhVy5cNU
名前欄に忍者丸と書かないだけでござる、拙者こそ、あぁなにsgkhhn


799 :名無しさん@5周年:2005/05/03(火) 16:13:51 ID:F/hcRqZC
>>797

通報しますた

800 :108号:2005/05/03(火) 16:14:17 ID:Z4ZgBM7o

クソッタレいるのか!忍者野郎!俺が108号だ出て来い!


いいか!忍者野郎!たった今、宣戦布告だ、黙ってりゃ!いい気なりやがって!

ネットの向こうでニヤニヤ俺の首を締め上げて楽しんでんだろうが、もうすぐ終わりだ!

匿名掲示板で、無責任なアホどもに紛れて自分は絶対安全なんて決め込んでんだろうが

お前は俺を怒らせた!

必ず正体、突き止めて嫌っていうほど、お仕置きしてやるからな!



覚悟しとけ!!


801 :名無しさん@5周年:2005/05/03(火) 16:14:45 ID:q/P+9qNC

そのコピペ見飽きた



犬猫病院の夜から二日目、夕暮れに丹下と九十九里は横浜の港にいた

「場所を替えつつネット喫茶で書き込んでこれで30件目か・・・
お前の運転にもなれたがまぁこの辺で一区切りだな・・・でもよぉ、こんなもんで反応するか?」

「いやぁ、何とも言えないっすけどね、今ネット上で取り合えず出来る事は、こんぐらいっすよ
でも実際こっちが本物と証明出来ないから嫌がらせの域をでてねぇか・・・」

「もうちょっと、何とかなんねぇのか?ハッキングして
TCP/IPがどうのでピコピコのバシーン!ってな感じでさぁ」

「ピコピコって・・・ハァ・・・甘いっすよ、甘い、今のネット社会で、そんな昔のSFみたい
な都合の良い事は俺ぐらいのPCオタクじゃ不可能に近いっす、丹下さん意外とオッサンっすね」

「しかしなぁ、方法がアナログだよなぁ・・・ガソリン代だけで涙が出そうだ」

「でもね丹下さん、思うけど相手はどう考えてもデジタルのプロ中のプロ
まずあの掲示板に鼻歌混じりで多数のプロキシ使って接続出来てるってのが結構、凄いんっすよ」

「よく解んねぇ・・・」

「何回も説明したでしょうがぁ・・・・・・だからオッサンは困るよ・・・」

「うるせぇ!俺だって理解しようとはしてるんだ!」

「まぁまぁそんなに熱くならないで下さいよ・・・ったく・・・もっぺん説明しますから」

九十九里はピアスだらけの耳を、ほじってめんどくさそうに話はじめた



4月28日(木)09:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 丹下幸平 百万円のツボ | 管理


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